壮絶なつわり
初めて産婦人科を受診した日の次の日から、
胃がもたれるような感覚がありました。
病院でスイッチを押されたみたいでした。
朝の電車通勤でとある駅付近になると気持ち悪くなるようになりました。
結構混んでいる電車なので、座れることはほとんどありません。
それでも耐えられれば出勤するし、耐えられなければ途中下車をして様子を見ていました。
駅で様子を見て、よくなれば出勤したり、よくならなければ帰宅したり。
(帰りの方向の電車はほぼ座れる)
6、7週目くらいはそんな状態。
全然まだ妊娠初期でしたが、心配をかけているのがわかったので職場の上司に妊娠の話をしなくてはいけない状況でした。
職場も人数が少ないので、同僚にも話しました。
本当だったら、何があるかわからないですし、
安定期に入ってからお知らせしたかったですが、
もともと体調不良でほとんど休まない人が急に休み始めたら不安ですよね笑
しかもコロナが流行っているご時世。
同僚に話したら、コロナなのかと思ってたと言われました笑
職場の人に話すと少し気持ち的にも楽になって、
なんだかつわりも和らいだからな!
なんて思っていましたが、、
まだまだ初期の時期だなんてその頃は思いもしませんでした笑
9、10週目に入ると電車に乗るもののほぼ毎日電車は途中下車するような状態。
電車に少し乗って帰ってくるような感じで、自分の中では、"電車に少し乗るお散歩" みたいな感じでした笑
それでも大事な報告会の日は体に鞭を打って出勤しました。
だんだんと体が朝からだるくなってきて、布団から出ることもなく上司に休みの電話をするようになりました。
「いつまでこの状態が続くんだろう、、」
「長いと2ヶ月もこの状態が続くの?、、」
望んで妊娠したにも関わらず、こんなにつわりが辛いなんて聞いてないよ!
もちろん絶対降ろしなくなんかない!!!
でも、本当にずっと車酔いをしているみたいで、頭が狂って自殺しちゃいそう(;_;)
でも、わたしがいなくなったら旦那もらぶちゃんもみんなが悲しむ事になるし、、
毎日毎日職場への休みの電話も申し訳なくて、仕事に行けない自分も情けなくて、気持ち的にも落ち込んでいきました。
まだ元気で悲観的にもなれる、そんな時期でした。
1日の中で昼間は調子が良い事が多かったですが、夕方〜夜、明け方は特に調子が悪かったです。
11、12、13週くらいはピークで
本当に死んだように布団の中で生活していて、筋肉も無くなってきました。
12週目からようやくかかりつけの婦人科で点滴をしてもらい始めました。
健診の際に毎回尿検査をしていましたが、それにケトン体がたくさん出ていたようです。
点滴をすると、次の日は少し調子が良くなるんです!
気持ちは悪いもののそのレベルは低くて、明るい気持ちで過ごせるのですが、その日の夜から点滴が切れて体調が悪くなりました、、
12週目は2日に1回点滴に行きましたが、同じことの繰り返し、、
病院に行くのすら気持ち悪くていつもの倍くらい歩くのも時間がかかりました。(ケトン体は4+)
病院では
「ケトン体も全然減らないし、入院してもいいと思うよ」
って言われました。
でも、その頃の唯一の心の支えは旦那の顔を見ることで、そのために昼間は生きて帰りを待つ事ができていました。
なのですぐ入院する決心がつかなかったんです。
貧血も凄くて家の中や病院で点滴待ちをしている時にも重力に勝てず倒れ込んだり、
食事は一日にクッキー1個くらい、そんな状態でした。
水分を取るように言われて飲んでいるつもりでしたが、吐きつわりだったので水分も足りていませんでした。
旦那も体調がどんどん悪くなり痩せていくわたしを見てもの凄く心配していていました、、
「このまま死ぬんじゃないか、、」
旦那も自分もそう思ってしまう始末
2人でよく泣いていました笑
旦那には今すぐにでも入院してほしいと言われましたが、
13週目は毎日点滴に通う約束をして、もしそれで1週間経っても良くならなければ入院する約束をしました。
(本当にわたしって頑固!!)
点滴をし過ぎて、腕の血管も点滴ができるところがなくなるくらいあざだらけ。
結局、1週間経っても変わらずケトン体は4+、、
体も毎日病院に通うのがもう限界で、旦那にも心配をかけ過ぎたので入院をする事に決めました!